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近所のコーヒー屋に行ったら、
「あさかちゃん、台湾けっこう行ってるじゃないですか?
豆花どうですか?トウファ!」
オーナーのヨネ(over50)は、いつだって自分の興味関心だけをぶつけてくるので、
質問の意図がよくわからないことが多い(笑)
よくよく聞いてみると、
どうやら豆花が美味しくてハマっている、という話らしい。
なので今日は、
私も過去を振り返りながら、豆花の話をしてみようと思う。
そういえば、この前ミチコも台湾の話をしていたなと思い出した。
そもそも豆花(トウファ)とは何か?
私の感覚では、台湾で食べられている“豆腐のデザートみたいなやつ”で、
本体は甘くなくて、トッピングで甘さを足していくイメージ。
一応、確認してみた。
豆花は、豆乳をやわらかく固めた台湾のデザート。
絹ごし豆腐よりなめらかで、黒糖シロップやタピオカ・豆類などをトッピングして食べる、やさしい甘さのヘルシースイーツ。
だそうだ。
私のイメージと同じか(笑)
この豆花、
振り返ってみると、台湾に行くたびに食べていた。
そこまでハマっていた記憶はないけど、
なぜか写真には必ず残っている。
最初に食べたのは、
台北に住む現地の友だちが案内してくれたお店だった。
名前は忘れてしまったけど、
確か、有名なお寺に行った帰り道にあった気がする。
こじんまりとしたお店で、
一見すると何屋さんなのかはわからない。
観光客はほとんどいないんじゃないか、という雰囲気。
このときが初めての台湾だったから、
現地の人がすすめてくれるお店に行けるのは、本当にありがたかった。
そして、はじめて口にしたときの感想は――
「味ない…」

そう。
デザートだと思っていたから、甘いものを想像していたのに、
口に入ってきたのは“豆の味”。
甘くない。
たしか、温かいのを食べたんだと思う。
それもまた予想外で、
「え、これ何を食べてるんだろう?」
頭の中は、完全に混乱していた。
案内してもらってきてるもんだから、
気遣い屋だった私は、
美味しいね!って食べてた。
ただ、地元の人しかいないであろうお店で、
台湾らしさのあるものを食べている雰囲気はとても良い気分にさせた。
だから、私にとって、
最初の豆花は、
味はよくわからなかったけど、
なんとなく“いい体験した感”はあった(笑)
2度目の豆花は
それから数ヶ月後。
はじめて父と2人で旅をした時だった。
場所は台南市にある【安平豆花】というお店。

ここは、台南に行った時に、
名物のサバヒーという魚のお粥を朝ごはんとして食べた帰りにデザートとして食べようと調べて行った記憶がある。
こう見えて、あんこが苦手な私は、
トッピングでレモンシロップを頼んだ。
私にとってはそれが大正解で、
ペロリと食べた。

2度目の豆花は
素朴な味。
だけど、その分、トッピングでいかようにも味わいが変わる。
そんな印象に変わっていた。
ついでに言うと、
ここのお店での記憶は、
父がレンゲを片目に当ててポーズ決めてた記憶しかない(笑)

そして3回目の豆花。
これが、現段階では最後の記憶。
元夫と行った台北でのこと。
この旅はまさに食いだおれ旅。
寧夏夜市で、気になるものを色々食べた結果、
私たちのお腹ははち切れんばかり。
だけど、ここまできたら、デザートも食べなければ…
という謎の使命感(意地汚さとも言う)で夜市の近くの【豆花荘】というお店に足を運んでいた。
私はこの日、
豆花の素晴らしさを知った。
前述した通り、
お腹ははち切れそうなのだ。
それはそうなのだが、
気づいたら、
ツルリ。
つるん。
ぱんぱんになったと思っていた胃袋の隙間に
うまいこと入っていく豆花。
これがまた、
おいしいのなんの。
3回目にして、
やっと、豆花の魅力に気づいてしまった。

ちなみに、元夫も胃袋の隙間に豆花を入れ込んで満足していた(笑)
私たちは、
この台湾で豆乳の魅力にハマって、
東京に戻ってからも豆乳屋さんに行ってみたりもした。
おいしいんだよ。
おいしい。
…だけど、何か物足りない。
あの台湾の雑多な熱気の中、
現地の人に混じって、
指差して注文して口にしたあの豆花には
どうしたって敵わない。
そして、
そんな熱気をトッピングした台湾の豆花…
ヨネ、これたぶん今よりもっとハマると思う。
これは、
こっそりとヨネの背中を押す記事だったのです(笑)